launch

参照:実用日本語表現辞典

別表記:ローンチ
「launch」とは、始めること・売り出すこと・打ち上げることなどを意味する英語表現である。

「launch」とは・「launch」の意味

launchとは、何かを始めることを意味する英語表現の動詞で、売り出すこと・ロケットなどを打ち上げることという意味も持っている。
企業が新商品を売り出す際や、新しいプロジェクトを始める際にはlaunchingという名詞的用法で使用され、開始することという意味を持つ。
また、後述するがラテン語の槍に語源を端しており、ロケットの発射の際にもよく使われる単語である。
ロケットランチャーはこの語が由来となった言葉であり、英語表記すると「rocket launcher」となる。

「launch」の発音・読み方

カタカナ表記すると発音は「ラーンチ」となり、冒頭のラにアクセントが置かれる。
日本でカタカナ英語の用法で使用する際には「ローンチミーティング」や「新商品のローンチ日は○日」のように「ローンチ」という発音になることが多い。

「launch」の活用変化一覧

launching(現在分詞)、launched(過去形)、launched(過去分詞)、launches(三人称単数現在形)、launches(複数形)のような活用形となっており、特段特殊な変化をするものではない。

「launch」の語源・由来

launchの語源は、ラテン語にあると言われている。
かつて兵士が用いた槍のことを「lance」と言い、「やりを投げる」という意味のラテン語である「lancea」が語源となっている。

「launch」の類語

始めるという意味では、start・initiate・beginなどの類語がある。
launchという単語はその中でも特に、何か新しい物事やプロジェクトを始動するという意味合いで使用されることが多い。
embarkという単語は本来乗船するという意味を持つが、新商品の発売開始時などの比喩的に使われることも多い。
launchよりembarkの方がゆったりとしたような意味合いを持つ。
また、打ち上げる・発射するという意味ではloose・expelなどの類語がある。
launchは特にロケットやミサイルを発射するという表現で使用される。
日本で使用されるカタカナ英語としてのローンチもいくつか類語がある。
「キックオフ」はもともとサッカーで試合開始の意味であるが、ビジネス上ではプロジェクトの開始という意味を持つ。
「キックオフミーティング」という用法も広まっており、後述するローンチミーティングと似た意味を持つ。
また、「カットオーバー」もローンチと似た意味を持つが、こちらは実際のサービス開始を表す単語である。
ローンチがプロジェクトや販売開始を表すのに対しカットオーバーはその後の開始のタイミングにスポットがあたっている。

「launch」を含む英熟語・英語表現

「launchミーティング」とは

会社などで新しいプロジェクトや新商品を発売開始する際に、関係者が集まって行うミーティングのこと。
特にプロジェクト始動後の注意点や、プロジェクトの目的などを設定するために行われるものである。
また、メンバー同士の顔合わせの目的もあり一番最初に行われるミーティングの位置づけである。
日本ではlaunchは「ローンチ」というカタカナ英語で使用されることが多く、ローンチといえばビジネス始動や販売開始という意味でビジネス社会で広く認識されつつある。
その他、launchという単語を用いた英熟語では「launch A into~」で「Aを〜(業界や会社など)に送り出す・輩出する」といった意味がある。
またlaunchは非難をするといったニュアンスも持ち合わせており、「launch an attack A」で「Aへの批判を始める・(言語的に)攻撃を開始する」といった意味、「launch a protest A」で「Aに対して抵抗する」という意味を持つ。

「launch」の使い方・例文

例文1「He launched new marketing business with his colleague.」(訳:彼は同僚とともに新しいマーケティングの事業を開始した。)
例文2「The date of launching of this product will be February 1st.」(訳:この商品の販売開始日は2月1日となる予定だ。)
例文3「NASA launched a rocket to Mars.」(訳:NASAが火星に向けてロケットを発射した。)
例文4「His opinion to plan A was minority, but he launched a protest majority and continued to persuade.」(訳:プランAに対する彼の意見は少数派だった。
しかし彼は多数派に抵抗し、説得を続けた。)(2023年1月16日更新)

launch

参照:小学館

読み方:らうんち
[名](スル)「ローンチ」に同じ。
読み方:らんち
港湾内での連絡や人・荷物の輸送などに使われる、快速で機動性のある舟艇。
⇒ローンチ
「ランチ」に似た言葉
» 類語の一覧を見る
発射起動
読み方:ろーんち
[名](スル)
立ち上げること。
参入すること。
始めること。
特に、新しい商品などを売り出すこと。
「10月に新製品を—する」
⇒ランチ

launch

参照:IT用語辞典バイナリ

別名:ラウンチ,ロンチ
【英】launch
ローンチとは、新しい商品やサービスを世に送り出すことである。
日本語では「立ち上げ」「公開」「開始」「発進」などの語が相当する。
ローンチという表現は、WebサイトやWebアプリケーションを新たに公開する場合などで用いられている場合も多いが、それだけでなく、新商品や新サービスの公開という意味で一般的に用いられている。

launch

参照:航空軍事用語辞典++

Launch
内燃機関で動く小型艇のこと。
港湾内の連絡に使われたり、艦艇に備え付けられたりするモーターボートのことを指す。
「ないかてい」とも呼ばれる事もある。
かつて、艦艇の動力源は外燃機関(蒸気タービン)が主流であったが、それに対し内燃機関で動いていたことからこの名で呼ばれた。
最近では内燃機関で動作する艦艇自体が増えてきたものの、現代でも名残として内火艇の呼称は使われ続けている。
現在の海上自衛隊では、内火艇に相当する艇を「交通船」と呼び、支援船の一種としている。
このうち、自衛艦の固有装備ではない艇(「YF」の記号を与えられたもの)であって、艇番号が1001から始まるものを「内火艇」、同じく2001から始まるものを「内火ランチ」としている。
また、用途による区分として次のようにしている。
 甲型(将官艇):VIP用。
 乙型:幹部用。
 丙型:人員・機材混載型。
 丁型:海曹士用。
 特殊用途型:離島基地への通勤、着水した飛行艇との連絡用など。

launch

参照:ウィキペディア

(出典:Wikipedia 2022/11/17 08:32 UTC 版)