そこ

参照:小学館

読み方:そこ
[代]
中称の指示代名詞。
聞き手に近い場所、また、聞き手と話し手の双方が承知している場所・事柄をさす。
㋐その場所。
「—にある袋」
㋑その点。
その事。
「—がむずかしいところだ」
㋒その局面。
「—でベルが鳴った」
㋓その程度。
それほど。
「—まで言うなら仕方がない」
㋔あなたのところ。
「—にこそ多くつどへ給ふらめ」〈源・帚木〉
二人称の人代名詞。
おまえ。
そなた。
「—は今年何歳になりおる」〈魯庵・社会百面相〉
不定称の指示代名詞。
漠然とある場所をさす語。
どこ。
どこそこ。
「思ふどち春の山辺にうちむれて—ともいはぬ旅寝してしか」〈古今・春下〉
読み方:そこ
物のいちばん下。
㋐容器その他くぼみのある物の、いちばん下の平らな部分。
「コップの—」「箱の—が抜ける」
㋑地面・水面から離れたいちばん下の所。
「地の—」「海の—」
㋒重なりのいちばん下。
「積荷の—」
物事の極まるところ。
はて。
極限。
際限。
「—の知れない実力」
奥深い所。
「腹の—から笑う」
相場が下落して、いちばん安くなったところ。
⇔天井。
そのものがもつ真の力量。
実力。
「義経が乗たる大鹿毛(おほかげ)は…薄墨にも—はまさりてこそあるらめ」〈盛衰記・三六〉
[下接語] 奥底・心の底・心(しん)底・手(たな)底・谷底・奈落の底・水(みな)底・胸(むな)底(ぞこ)上げ底・石底・糸底・大底・織底・川底・靴底・どん底・鍋(なべ)底・二重底・平(ひら)底・船(ふな)底
「底」に似た言葉
» 類語の一覧を見る
根元尻基部底面基底

そこ

参照:日本ユニコム

相場が下がるだけ下がったところをいいます。
しかし、「大底」とは意味合いが異なります。

そこ

参照:皓星社

読み方:そこ
 相場の低値のこと。
又は相場の事をいふ。
〔相場語〕
 相場の最低値をいふ、その最低に達したるを底入れまたは底済みといふ。
 相場が下って、もうこれ以上下がらないという限界点。
〔株式〕
 相場が下つて、もうこれ以上に下がらないという限界点。
 相場が下って、もうこれ以上さがらないという限界点。
分類 会社・株式、相場、相場語
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そこ

参照:EDRDG

読み方
曽子そこ


そこ

参照:ウィキペディア

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指示語(しじご)または指示詞(しじし、demonstrative)とは、話し手のいる地点と状況をもとにしてものを指し示す機能を持つ語であり、特に代名詞や限定詞として用いられる[1]。
日本語の「これ」「その」や英語の thisthat などは典型的な指示詞である。
指示語の使い分け

指示詞は遠近によって使い分けられる。
 話し手から近いか遠いか。
 話し手から近いか、中くらいか、遠いか。
 話し手に近いか、聞き手に近いか、話し手にも聞き手にも近くないか。
 話し手に近いか、聞き手に近いか、第三者に近いか、誰にも近くないか。
また、距離以外に次のような直示的情報によって使い分けがある言語もある。
 視界に入っているかどうか。
 上の方にあるか下の方にあるか。
 上流か下流か、山の上か麓かなど地理的な情報。
 近づいているか遠ざかっているか、横切るのかなどの動きの情報。
さらに、直示的情報以外にも以下のような指示物の性質によって使い分けられる。
 場所をさすのかものを指すのか。
 有生か無生か。
 人間かどうか。
 性別はどうか。
 数はどうか。
 明確な輪郭を持ったものかどうか。
日本語の指示語

日本語の指示語は一般にこそあどと呼ばれる4系列からなる(場合によって、カ系列を加え、5系列にすることもある[2])。
コ系列を近称、ソ系列を中称、ア系列を遠称、ド系列を不定称と呼ぶ場合もあるが[3]、厳密には後述のようにソ系列は中距離を示すものではない。
指示語表
事物場所方向人称連体詞副詞連体詞
コ系列これこここっち(こちら)こいつ(こなた)このこうこんな
ソ系列それそこそっち(そちら)そいつ(そなた)そのそうそんな
ア系列あれあそこあっち(あちら)あいつ(あなた)あのあああんな
ド系列どれどこどっち(どちら)どいつ(どなた)どのどうどんな
カ系列かれかしこ (かなた)かの

「こそあ」はそれぞれ現場指示用法と文脈指示用法をもつ。
現場指示

現場指示用法は、談話の場において実際に近くにあるものを指して用いる用法である。
コ系列は話し手の近くにあるもの、ソ系列は聞き手の近くにあるもの、ア系列はどちらからも離れているものを指す。
文脈指示

文脈指示用法は、話題になっているものや記憶の中にある要素を指す用法である。
コ系列は談話に導入された要素や、直後に導入する要素を指す(「正解はこうです。
まず…」)。
ソ系列は、それまでに談話に導入された要素を指し、仮定した要素や不特定の要素をも指すことができる(「誰か来たらその人に…」)。
また「その」には「この」「あの」にはない所有関係を表す機能がある。
ア系列は記憶の中にあるものを引き出すときに用いる(「あの頃は良かった」)。
中古日本語における指示語

平安時代の中古日本語では、こ、そ、か(あ)の3系列と、カク、サの指示副詞2系列が用いられていた[4]。
脚注
[脚注の使い方]
^ Diessel 1999: 2.^ こそあど + か / think_leisurely”. think0298.stars.ne.jp. 2020年10月22日閲覧。^ 【こそあどとは指示語のこと】上手な使い方を4つの事例で解説”. xn--3kq3hlnz13dlw7bzic.jp (2019年8月21日). 2020年10月22日閲覧。^ 岡崎友子. “現代語・古代語の指示副詞をめぐって”. 2020年10月22日閲覧。[リンク切れ]
参考文献

 Diessel, Holger. 1999. Demonstratives: form, function, and grammaticalization. Amsterdam/Philadelphia: John Benjamins.
関連項目

 代名詞
 限定詞

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(出典:Wikipedia 2024/03/20 03:14 UTC 版)

そこ

参照:Wiktionary

名詞

そこ【
 ある物体や地形で、最もひくいまたは最もふかい部分。
最下部。

関連語

 そこぢから
 底辺、底面
 海底、かわぞこ

対義語

 いただき

翻訳

 アイスランド語: botn 男性
 アフリカーンス語: onderkant
 アルメニア語: տակ (hy) (tak), հիմք (hy) (himk’), ներքև (hy) (nerk’ev)
 イタリア語: fondo, parte inferiore 女性
 英語:bottom
 エスペラント: fundo (eo)
 オランダ語: onderkant (nl) 男性
 カタルーニャ語: fons 男性
 クロアチア語: dno (hr) 中性
 スペイン語: fondo (es) 男性
 スロヴェニア語: dno (sl) 中性
 チェコ語: dno (cs) 中性
 朝鮮語: 바닥 (badak), 바탕 (batang)
 フィンランド語: pohja (fi), alapää (fi)
 フランス語: fond (fr) 男性, bas (fr) 男性, dessous (fr) 男性
 ヘブライ語: תחתית (he) (takhtyt) 女性
 ポーランド語: dno (pl) 中性
 マケドニア語: дно (mk) (dno) 中性
 ラテン語: fundus (la) 男性, solum (la) 中性
 ロシア語: низ (niz) 男性

代名詞

そこ【其処、其所】
 指示代名詞の一つで、聞き手に近い場所を指す。
その場所。
 聞き手が触れている場所などを指す。
 そこをぐっと押してほしい。
 聞き手が現在、いる場所。
 すでに話題に出た場所を指す
 目的地まで、そこから一時間くらいだ。
 その点。
そのこと。
 そこがよく分からない。
 その局面。
その状況。
 そこで役に立ったのがこの本だ。
 その程度。
それほど。
 そこまでやるのか。

関連語

 そこのところ、そこぞ、そこもと、そこいら、そっから、そこかしこ
日本語の指示詞
近称(こ-)中称(そ-)遠称(あ-)不定称(ど-)
指示代名詞これ [複数: これら]それ [複数: それら]あれ [複数: あれら]どれ
指示代名詞こいつ
こちらさま
そいつ
そちらさま
あいつ
あちらさま
どいつ
どちらさま
連体詞このそのあのどの
場所ここ
こっから
そこ
そっから
あそこ
 
どこ
どっから
方向こちら・こっちそちら・そっちあちら・あっちどちら・どっち
態様こう
こんな
こんくらい
こんだけ
そう
そんな
そんくらい
そんだけ
ああ
あんな
あんくらい
あんだけ
どう
どんな
どんくらい
どんだけ

翻訳

 アイスランド語: þarna (is), þar (is), það (is)
 アイルランド語: ansin (ga), ansiúd (ga)
 アフリカーンス語: daar
 アラビア語: ‎هُنَاكَ (hunáːka), ‎هُنَالِكَ (hunáːlika)、(エジプト) هناك (hinaak)
 アラム語:(シリア文字) ܬܡܢ (tamān, tamon)、(ヘブル文字) תמן (tamān, tamon)
 アルバニア語: aty (sq), atje (sq)
 アルメニア語: այնտեղ (hy) (aynteġ), (Western Armenian) հոն (hy) (hon)
 イタリア語: là (it), ivi (it)
 イド語: ibe
 インドネシア語: situ (less distant), sana (more distant)
 ウェールズ語: yna (cy)
 ウクライナ語: там (tam)
 英語: there
 エスペラント: tie (eo)
 沖縄語: んま
 オランダ語: daar (nl), ginder (nl), ginds (nl)
 カタルーニャ語: allà, allí
 ギリシア語: εκεί (ekí)
 グアラニ語: upépe
 クロアチア語: ondje (hr), tamo (hr)
 ケチュア語: jaqaypi (-pi = locative case)
 古フランス語: i
 シチリア語: ddà (scn)
 スウェーデン語: där (sv)
 スコットランド・ゲール語: an sin (gd)
 スペイン語: allí (es), ahí (es), allá (es)
 スロヴァキア語: tam (sk)
 スロヴェニア語: tam (sl)
 セルビア語: тамо
 チェコ語: tam (cs)
 中国語: 那裡, 那里 (nàli), 那兒, 那儿 (nàr)
 朝鮮語: 거기에 (geogi-e)
 テルグ語: అక్కడ (te) (akkaDa)
 デンマーク語: der (da)
 ドイツ語: dort (de), da (de)
 トルコ語: şurada (less distant), ora, orada (more distant)
 ナヴァホ語: aadi
 西フリジア語: dêr (fy)
 ノルウェー語: der (no)
 ハンガリー語: ott (hu)
 フィンランド語: tuolla 、 tuossa
 フランス語: là (fr), là-bas (fr), y (fr)
 ブルガリア語: там (tam)
 ベトナム語: đằng kia
 ヘブライ語: ‎שם‎ (sham)
 ポーランド語: tam (pl)
 ポルトガル語: aí (pt), ali (pt), lá (pt)
 マケドニア語: таму (mk) (támu)
 ラテン語: ibi, illic, istic
 リトアニア語: ten (lt)
 ルーマニア語: acolo (ro), colo (ro)
 ルクセンブルク語: do
 ロシア語: там (tam)

そこ

参照:漢字辞典



 画数:8
 学習年:小学4年で習う漢字
 音読み:テイ
 訓読み:そこ、 なんぞ
 ピンイン:di3 / de5
 ハングル:지、 저
 対応する英語:bottom, sole, depth, bottom price, base, kind, sort
 



 画数:12
 音読み:カイ、 ケ
 訓読み:そこ、 はこ、 くぬぎ
 ピンイン:kui4
 ハングル:귀
 対応する英語:bottom, box, type of oak tree



 画数:15
 ピンイン:kui4
 ※日本語ではあまり使用されない漢字です。

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そこ

参照:Weblio

 そこは高山植物が豊富だ
 彼はそこで起きたことを正確にことばで表した
 今は忙しいからあとでそこに行きます
 そこに彼女が口をぽかんと開けていた
 おや,彼があそこを行くよ
 早めにパーティーを失礼したので,楽しいことをすべて経験しそこねてしまった
 クリスマスはすぐそこまで来ている
 道はそこから上りになる
 彼女がそこにいてぼくを支持してくれた
 その橋は我々がそこに到着するまでには壊されているだろう
 おい,そこのお前ら,とっとと出て行け!
 そこがいいところだ
 陰でこそこそではなく,彼女に面と向かって言いなさい
 彼はそこの地元のモーテルにチェックインした
 彼女はそこへ行くのに車のほうが時間がかからないと計算した
 彼が一人でそこへ行ったはずがない
 そこで妻に会ったのはまったくの偶然だった
 そこで各駅停車に乗り換えなければいけません
 窓に登ってそこから外に出る
 私たちがあたかもそこにいないかのように,彼は前を突っ切った
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ご了承くださいませ。