follow

参照:実用日本語表現辞典

別表記:フォロー
「follow」とは、続く・従う・追うことを意味する英語表現である。

「follow」とは・「follow」の意味

「follow」は主に続く、従うなどの意味で用いられる表現であるが、そのほかにも幅広い意味で用いられる英単語である。
何かの結果により生じること、誰かの命令に従い行動すること、何かに大きな関心を持つこと、言われたことや行われていることを理解することなども「follow」と表現する。

「follow」の発音・読み方

「follow」はカタカナ語では「フォロー」と表記されるが、発音記号ではアメリカ英語では「fάloʊ」、イギリス英語では「fɒləʊ」という表記になる。
アメリカ英語は発音記号の通りに発音すると「ファロゥ」となり、「ファ」を前歯で下唇を軽く噛んで発音するとネイティブの発音に近くなる。
イギリス英語は、発音記号通りに発音すると「フォロゥ」となり、「フォ」は前歯で下唇を軽く噛み、「ロゥ」の「ゥ」を少し唇を突き出すようにして発音するとネイティブに近くなる。

「follow」の活用変化一覧

現在形:follow
過去形:followed
過去分詞:followed
現在分詞:following

「follow」の語源・由来

「follow」の語源は、続くという意味のゲルマン祖語の「fulgijana」である。
ゲルマン祖語の「fulgijana」が、続くという意味の古期英語「fylgan」に変化し、続くという意味の中期英語「folwen」に変化した後、「follow」になった。

「follow」を含む英熟語・英語表現

「followする」とは

「followする」とは、直訳すると「後に続く」、「後を追う」という意味になるが、ソーシャルメディアの特定のアカウントの活動を追うことである。
ソーシャルメディアでは、気になるアカウントや好きなアカウントを「followする」という機能があり、「follow」したアカウントに投稿された画像や動画、つぶやきなどが自分のアカウントに表示されるようになる。
また、「follow」している人は「follower(フォロワー)」と呼ばれ、「follower(フォロワー)」が多いアカウントほど影響力が高い。

「follow me」とは

「follow me」は、使用されるシーンによって意味が異なる英語表現である。
最も一般的なのは「私についてきて」という意味で、案内する時や、リーダーシップをとって何かを行う時などに用いる。
また、ソーシャルメディアの自分のアカウントをフォローして欲しい時にも、「フォローしてね」という意味で「follow me」という表現を用いる。

「follow up」とは

「follow up」とは、「徹底的に追及する」、「追加的措置を行う」などの意味がある。
何かについてもっと調べたり、以前に起こったことに関連するさらなる行動を起こしたりすることである。
・Her idea sounded great and I decided to follow it up.(彼女のアイデアは素晴らしかったので、より深く探求することにした)

「followed by」とは

「followed by」とは、「~の後に」や「~に続いて」という意味の英語表現である。
・Cheesecake is still the most popular sweet, followed by chocolate cake.(チーズケーキは今でも一番人気のスイーツで、チョコレートケーキがそれに続く)

「follow」の使い方・例文

・We went home and the dog followed behind.(私たちが家に帰ると、犬が後ろについて来た)
・Follow the road for three miles, then turn right, so you will reach my house.(その道を 3 マイル進んでから右に曲がると、私の家に着く)
・If you lead in the car, we'll follow behind on the motorbike.(あなたが車で先導するなら、私たちはバイクで後ろについて行く)
・The package was delivered yesterday with a note saying the bill for it would follow in a few days.(荷物は昨日配達され、請求書は数日後に届くというメモがあった)
・The men's 400 meters event will be followed by the women's 200 meters.(男子400メートルの次に、女子200メートルのイベントが行われる)
・I decided to follow her advice and don't eat snack after 8 o'clock.(私は彼女のアドバイスに従い、8時以降は間食をしないことにした)
・They were able to follow the week's events on their smartphone.(彼らはスマートフォンでその週の出来事を追うことができた)
・If you follow the navigation, you will have no trouble finding the swimming pool.(ナビゲーションに従えば、スイミングプールを見つけるのに問題はない)
・He has an accent, so we could hardly follow what he said.(彼には訛りがあるので、私たちは彼の言ったことをほとんど理解できなかった)2339(2023年1月18日更新)
英語:follow

フォローとは、フォローの意味

フォロー(follow)とは、もともと「追う」「後に続く」という意味の英語であり、特にソーシャルメディアにおいて特定のアカウントの活動を追うこと、および、その機能のことである。
フォローの語源である英語の「follow」は、「追う・次ぐ・継ぐ・続く」といったイメージを持つ。
例えば、「follow me」は「ついて来なさい」という意味であり、「follow about~」は「~にずっとつきまとう」という意味である。
フォローの語は基本的に、特定の誰かや、ものの後を追いかける行為について、用いる言葉だといえる。
一方、フォローの派生的な意味合いとして「関心を持つ」というイメージで使われることがある。
この場合のフォローとは、単に興味を抱くだけでなく、対象の動向を継続的に追っていくことを指す。
英語で「I followed him」という文があったなら、「私は彼に注目した」との意味で使われている可能性がある。

フォローの類義語

フォローの類義語には、「サポート」「チェイス」などが挙げられる。
サポートは、脇役の立場から「支える」「協力する」といったニュアンスを含んでいるので、フォローと違う文脈で使われることが多い。
「チェイス」は、運動として「追いかける」状態を表す。
フォローの「追う」には精神的な意味合いも込められており、やはりチェイスとは異なる。
それに、チェイスの場合は、相手が自分から逃げているイメージをともなう。
フォローは、あくまで相手の後に続いているだけである。

日本語圏におけるフォローの使い方

日本語圏におけるフォローは名詞であり、基本的には「フォローをする」「フォローをされた」といった表現をされる。
しかし、動詞として「フォローする」のように使われるケースも少なくない。
フォローにはさまざまな意味が含まれているので、シチュエーションを問わずに登場する語句でもある。
特に、ビジネスシーンにおいてはかなりの頻度で「フォローする」という表現が用いられている。
例えば、誰かの起こした事象を引き継ぐイメージから、「後処理をする」という意味でフォローを使う機会も多い。
「先輩が後輩をフォローする」といえば、「先輩が後輩の面倒を見る」という意味になる。
もしくは、後輩の失態に対し、「先輩が始末をする」との文意を持つ。
なお、ビジネスシーンで「フォロワー」といわれるとき、リーダーを支えてプロジェクトを成功に導く同志たちを意味する。
要するに、「仲間」のことである。
そのほか、経過観察を意味する「フォローアップ」という言葉もビジネスシーンではよく使われる。
ゴルフのような球技では、「フォロースルー」という言葉が出てくる。
ゴルフの場合、スイングをして完全に腕を振り切った状態をフォロースルーと表現する。
フォロースルーが美しいとボールの飛距離も伸びるといわれているので、「フォロースルーを意識して振ろう」といった使い方をされてきた。
ここでのフォローには、ボールを打った後に「続く」との意味が込められている。

SNSやソーシャルメディアにおけるフォローの使い方

SNSやソーシャルメディアの機能にも「フォロー」が存在する。
TwitterやInstagram、Facebookでは、特定のアカウントをフォローすることが可能だ。
フォローした後は、そのアカウントの投稿が自分のタイムラインに表示される。
相手の投稿をリアルタイムで追えるようになるので、自分から検索をする手間が省ける。
主に、関心のあるアカウントに対して利用する機能だといえる。
なお、フォローしているアカウントを「フォロワー」、フォローされているアカウントを「フォロイー」と呼ぶ。
2つのアカウントがお互いをフォローしていると、「相互フォロー」となる。
フォロワー数の多いアカウントは、インターネット上で巨大な影響力を持つことも少なくない。
宣伝用の投稿を行ったときに、フォロー数が多いと拡散力が強まるからである。
そのため、ビジネスアカウントや芸能人は、フォロワーを増やすためにさまざまな工夫を施しながらSNSを利用している。
SNSでフォローを増やすためのポイントは、「内容」と「投稿のタイミング」である。
大前提として、多くの人が関心を持ってくれる投稿をしなければフォロワーは増えない。
美しい画像、有益な情報、トレンドに関する言及などが、フォロワーを増やしやすい投稿である。
そして、需要のある投稿を高頻度かつ、最適なタイミングで行うことが必要である。
SNSには早朝や15時前後など、拡散されやすい時間帯がある。
そこで投稿をすれば、ほかの時間帯よりもフォロワーが急増する確率は高い。
「フォローバック(フォロバ)」とは、誰かにフォローされたとき、自らも相手をフォローし返すことである。
「フォロー返し」とも呼ぶ。
ただし、フォローバックの意図はSNSユーザーによって異なる。
深い意味はなく誰でもフォローバックする人もいれば、関心のある相手にしか返さないケースも少なくない。
そのため、フォローバックの意図をめぐってトラブルが起こる可能性もある。
「フォローリクエスト」とは、公開範囲を限定している相手にフォローを許可してもらうため、申請を送る行為である。
SNSユーザーによっては、不特定多数に投稿を閲覧される状況を嫌う。
そこで、彼らはフォローリクエストをチェックし、問題ないと認めた相手のみでタイムラインを形成する。
当然ながら、フォローリクエストを拒否されたユーザーは、相手の投稿を見ることはできない。
そして、相手のフォローを外す行為が「フォロー解除」である。
フォローを解除したアカウントの投稿は、自分のタイムラインに流れてこなくなる。
そして、フォロワーを見直し、害のありそうなアカウントをブロックしたりミュートしたりする作業を「フォロー整理」と呼ぶ。
主に若者世代にとって、SNSのフォロワーは大きな関心である。
こうしたトレンドを踏まえ、2019年10月にはAbemaTVで「フォローされたら終わり」という連続ドラマも放送された。
話題のアカウントをフォローした元クラスメイトたちが、不思議な体験をするという物語である。
「フォローされたら終わり」ではSNSにまつわる危険性やスリルが、エンターテイメントとして表現されている。
(2020年11月24日更新)

follow

参照:小学館

読み方:ふぉろー
[名](スル)
足りないところや仕損じたところをあとから補うこと。
「初心者をベテランが—する」
一段落したあともさらに追い続けたり、何かことがあれば処置したりすること。
「停戦後の経過を—する」
《following windの略》ゴルフで、打球を追いやるように吹く風。
転じて、情勢が有利であること。
「業界に—の状況が続く」⇔アゲンスト。
スポーツで、ボールを持ったプレーヤーのあとにいて補助をすること。
「ゴールポストに当たったボールを—して再び押し込む」
ツイッター・フェースブック・インスタグラムなどのソーシャルメディアで、他人の投稿を自分のページ(タイムライン)で見られるよう登録すること。
→アンフォロー
「フォロー」に似た言葉
» 類語の一覧を見る
逐う追いかける跡付ける追跡追う

follow

参照:IT用語辞典バイナリ

【英】follow
フォローとは、「追う」「従う」「関心をもつ」「傾聴する」などのような意味を持つ英語であるが、IT用語としては、Twitterをはじめとするソーシャルサービスにおいて、他のユーザーの動向を知ることができるようつながりを得ることである。
特にTwitterにおいては、対象ユーザーのツイートを受信するように登録すること、および、そうしてツイートを受信している状態のことである。
あるユーザーをフォローした場合、自分はそのユーザーの「フォロワー」である、と形容される。
互いに互いをフォローしている関係は「相互フォロー」と呼ばれることが多い。
Twitterでユーザーをフォローすると、そのユーザーのツイートが自分のホームタイムライン上に表示される。
複数の気になるユーザーの動向を、リアルタイムに、ページをあちらこちらと移動することなく追跡することができる。
Twitterにおけるフォローは、一般的なソーシャルサービスのいわゆる「友だち」関係とは異なり、フォローする際に申請して相手の承認を得る必要はない。
フォローは一方向的であり、自分がフォロワーとなっただけで相手にフォローされることもない。
Twitterでは自分のフォロワー(自分をフォローしている相手)に対して第三者に公開されない「ダイレクトメッセージ」を送ることができる。
相手から自分へのダイレクトメッセージを受け取る場合には、自分が相手をフォローして(フォロワーになって)おく必要がある。